Boku_to_Kimi 世界一の日記

コンサルタント必見「ビジネス個性を大切に」をテーマに、現役コンサルタントたちが曝け出す苦悶の協奏曲

悩むな 怒れ!

前回の限りなく透明に近い怒りの続編。

コンサルには「透明な怒りが重要だ」と主張したが、これは言外に「悩むより怒れ」を意味していたので改めて言及しよう。 

「悩み」の終着点は、解決か 妥協か どちらか選択を迫られる。悩みの多くは、他人との関わり合いの中で人間関係、価値観、立場が入り混じった複雑怪奇な構造の中で生じるもの、あるいは 他人との相対比較によるものであり、なかなか完全解決するのは難しい。そして 妥協を選択すると 最初は少しの自尊心喪失だけで済むが、妥協を繰り返し 表面的にうまくやれるスキルだけを積み重ねていくと 自我のない ビジネス個性のない 残念なコンサルタントに育つ。学歴が高く 地頭と要領が良い優等生タイプは 特に要注意だ。学習能力が高い優等生は 何回か妥協を繰り返すと 企業活動に蔓延る不条理には蓋をして 目の前のタスクをたんたんと卒なくこなす 無葛藤の秀才型コンサルタントになってしまう。こうなったら最後、誰がやっても同じ状態。個性を活かした あるいはリスクをとった クリエイティブな仕事は永遠にできない。今の官僚がそういうことだ。

 

 「悩み」を「怒り」に変えてほしい。「怒り」は 解決か妥協かの二者択一の設問自体を真っ向否定し、「選ぶ必要なし」とばっさり切り捨てる。怒ることで 自分の信念を惜しげもなく口に出し 分かり合えない他人を相手にせず より高次なところに駆け上がることを自分自身にコミットする。「怒り」は、自分の軸をブラさず、前進するエネルギーになるということだ。

 

ということで 悩んだ場合 悩みを怒りに変えよ という話でした。

おわり