Boku_to_Kimi 世界一の日記

コンサルタント必見「ビジネス個性を大切に」をテーマに、現役コンサルタントたちが曝け出す苦悶の協奏曲

限りなく透明に近い「怒り」

プライベートな生活での怒りは赤や黒や紫のドロドロした色だが、ビジネスでは皆仮面を被って生きているため、ビジネスシーンでの怒りは限りなく透明に近い。

 

クライアントや上の人から 理不尽なことをごり押しされ お前死ねという怒り

本気で取り組む気がないのに 細かい重箱の隅をついてくる奴への軽蔑じみた怒り

困っている時に理屈・正論ばかり言って来る奴への それが出来たら苦労しないんだよボケという腹の底から湧き出る 制御不能の怒り

情けない失敗をしてしまったときの なぜなんだなぜなんだという哀愁漂う自分への怒り

一生懸命説明しているのに 相手に理解されない コイツバカか?でもひょっとしたら自分がいけないのかも という苛立ちと焦りの怒り

問題が明確なのに 何のアクションを取ろうともしない相手への失望に近い怒り

全くリスペクトできない人との会食で 機械仕掛けの人形みたいにヘラヘラ笑っている自分への自己嫌悪と悲劇の主人公気取りの自己満足が入り混じった 人間の自己防衛本能から来る 文学的な怒り

理由は分からないが 無性に国や社会に腹がたつ 青臭い青春の怒り

すごく頑張っているのに それが相手に伝わらず評価されない よくある一般的で根が深い怒り

あと3分で会社を出ないと会議に間に合わない時にプリンターが紙詰りして印刷できない 日頃の行いの悪さを反省しながらも 直前に使った奴やプリンターメーカーに矛先が行く 迷惑な怒り

クライアントからボロクソ言われ 次回は絶対に黙らせたる という反骨精神たっぷりの健康的な怒り

自分が辛い時に やたら幸せそうにしている奴を見た時の 単なる嫉妬の不純な怒り

朝 体がだるいのに 会社に行かないといけない 学生時代に戻りたいというノスタルジックな怒り

息抜きに偶然Youtubeで大地をかけぬける美しいチーターの姿をみたときに それに比べて人間は如何にちっぽけな存在か・・と思わず嘆いてしまう 誰も傷つけない無味無臭な怒り

 

透明な怒りというものは 本来ストレスにならなず 人に成長をもたらす。コンサルタントはもっともっと透明な怒りをすべきである。

終わり