ニヒコン 最強にして最弱説
「ロジカルコンサル」と「ニヒリズムコンサル」が同じチームにいると こうなるという実話。
ある営業改革プロジェクト、 翌日のクライアント会議に向け 若手コンサルたちが 喧々諤々 熱いディスカッション。
ロジコンX:「A案、B案、どっちを提案すべきか?」
ニヒコンY: 「どっちでもえーやん、大した差はないだろ。もう深夜3時だぞ。かえろーぜ」
ロジコンX:「何いってんだよ!俺らの世界に どっちでもいい なんてことはありえないから。ちゃんとプロコンで決めないとダメだろ」
ニヒコンY: 「意味ねーわ。そもそも こんな遅くまで考えている俺らが お互いに説得しあえないんだから たいした論点でないって証拠だろ。かえろーぜ。」
ロジコンX:「いや、ありえないから。明日の会議、どうするんだよ。曖昧なままにしたら クライアントに失礼だろ」
ニヒコンY: 「は?何言ってんの。寝不足で疲れた状態で 会議やる方が失礼だろ。俺がクライアントだったら 疲れ切った奴らとミーティングしたくないね」
ロジコンX:「・・・・。もういいや。自分で考えるわ」
ニヒコンY: 「おいおい 待て待て。そもそも お前は 何のために 仕事してんだ? もっと 人生の意味をロジカルに考えろよ。」
ロジコンX:「・・・・。いやもういいよ。」
ニヒコンY: 「いやいや ダメだ。 徹底的に考えろよ。 お前 どういう人生設計してるんだ? 何のために仕事してんだ?」
ロジコンX:「いや、もういいって。早く明日の準備しないと。」
ニヒコンY: 「人生のゴールが決まってないのに、 明日の方向性が決まるはずないだろ。逃げるなよ」
ロジコンX:「・・・・。いや、ホントもういいから。」
マネージャーZ:「おい お前ら。こんな時間まで 何やってんだ??」
ロジコンX:「いや、、実は かくかくしかじか でして。」
マネージャーZ:「わかった。明日はここは決まってなくていいから、もう早く帰れ。」
ニヒコンY: 「ほらみろ、言った通りだろ」
マネージャーZ:「ニヒコンY、お前は残れ。ちょっと話がある」
ニヒコンY: 「え・・・・、ボクは ただ明日をいい日にしたかっただけなんすけど。。。」
終わり